黒湯へ!養老温泉 2003.11.24

久々に長女と二人で早起きして出かける。行く先は千葉。駅に乗り降り&温泉の、通例パターン。養老渓谷駅近くの温泉が黒湯だと聞いて、色の付いている温泉大好きな私としては是非行かねば!となった次第。

11/24(Mo)
5:50に起きて支度する。最近肩と腰がしんどい。これが三十路なのか、と愕然とする。
6時過ぎに長女を起こして支度させ、6:15に出発する。妻も次女も夢の中。本当は次女も連れていくつもりだったが、鼻水垂らしているので今日は連れて行くのをやめる。
昨日は妻がTOEICの試験で、子供2人と実家へ行っていた。それでなくても痛い肩がなお痛い。でも、アルビレックス新潟は昇格したし、心は晴れ晴れ。
新橋で乗り換える。昨日インターネットで押さえてあった指定券と乗車券を買ったら、その切符で改札が通れない。見れば乗車券が東京からになっている。改札氏に文句を言ったが、窓口でお願いします、と言われるばかりなので仕方なく窓口へ。待たされる。怒り。東京から乗る特急は遠い遠い京葉線ホームから出るので、時間がないと大変なのに。

穴子弁当と紅鮭押しずしを買って車内で朝食。特急わかしお1号は元あずさ用のグレードアップ車を使用しており、ちょっとだけハイデッカー構造、座席も以前の房総特急より良いものになっている。しかも空いている。
それにしても、肉・野菜が苦手なのに生魚はモリモリ食べる長女。一人前の押寿司を食べてしまった。恐るべし。

やたら揺れる特急を大原で降り、いすみ鉄道へ。フリー切符は1000円、長女の分も買って乗り込む。
国吉で下車、新田野まで田舎道を歩く。約1.8Kmを30分弱で走破、長女、いいペースで歩けるようになってきた。
戻って上総東。ホームが風化してボロボロ、待合室も崩れそうな雰囲気で長女は怖がっている。
進んで大多喜で下車、1時間ほどあるので城跡へ行ってみる。近くの海で難破したメキシコ船を助けたゆかりで名がついたらしい「メキシコ通り」なる渓谷沿いの道を歩き城跡着。高台にあって見はらしがいい。城内は展示施設になっていて、ざっと見て回り、裏口から駅へ戻る。このウラ口、高校の敷地内を横切るようになっており、恐る恐る通り抜ける。勾配がきつく、長女の足ではちょっと辛いらしく半泣き。手をつないでかけ下りる。

大多喜から列車に乗り込み、林の中にある久我原で下車、歩いて東総元へ。途中、虫らしきものを見つけるたびヒーヒー言っている長女。ほんっと虫に弱くなったな。ミミズの死骸見て凍ったり枯葉を毛虫だと思ったりと忙しいったらありゃしない。
戻って小谷松。裏の神社の境内にある遊具に長女は心奪われ、一生懸命ブランコこいでいる。私はそんな長女を撮影。寒い。
進んで西畑、駅前の雑貨屋さんでパンを買って昼食。お菓子買おうとして怒られる長女、通例パターンだね、それ。。。
戻って総元。妙に天井が高い駅舎で、鳥の巣からの落下物が気になる。時間があるので近くの川まで行ってみる。淀んでいて見るものがないので引き返す。イモリの死骸見てまたわめく長女。うるさいー。

上総中野までいすみ鉄道に乗り、すぐ接続の小湊鉄道に乗る。山間の小駅だが観光客でにぎやか、みんな小湊鉄道の車両を撮っている。まあ、アンティークな車両ではある。普段は1両の列車だと思うのだが、行楽シーズンだからか3両と長い。
次の養老渓谷で下車し、養老渓谷温泉へ行ってみる。事前の調査によれば、お湯が黒いらしい。池上や蒲田のような温泉だろうか、楽しみだ。しかーし!軍資金がとぼしい。3000円ちょっとしかない。が、銀行なんかあるわけがない。失敗した。
人と車でごった返す駅前からバスに乗る。乗ったはいいが、出発時刻になっても出発しない。運転手が言うには、この先が大渋滞で、粟又の滝まで普段は30分かからないところを、2時間かかってるらしい。乗り合わせた家族連れはガッカリ、温泉街まではマトモに走れるらしいのでホッとする。

路駐の嵐の中、10分ほどで温泉街着。「目の前の川に掛かる朱色の太鼓橋が気になる」ということで二人の意見が一致し、渡る。そのまま対岸の上り階段をひたすら登って、トンネルくぐってたどりついた先は「出世神社」だそうな。お参りして下る。下りのほうがつらい。
目をつけていた旅館「喜代元」は外来入浴終了になっており、となりの宿へ。混んでいるらしく、風呂が狭いので入れないかも、と言われたが、構わず入る。これまた狭い脱衣所で脱ぎ、いざ黒湯!醤油のような湯が小振りの湯船になみなみと入っている。二人で入る。なんだか湯がヌルヌルする。長女は気持ち悪いらしく、変な顔をしているがお構いなしで沈む。しあわせーー。
長女が上がりたそうなのでやむなく出る。脱衣所で居合わせたおじさんと談話、小湊鉄道のパックで昼食付3000円っていう商品があるらしい。
バスはいつ来るかわからないので、駅まで歩く。20分ほどで着いたが、待っていた五井行きは4両、長い!でも、座席はほぼ埋まっている!団体さんがいるらしい。たこ焼きを買って五井までの二人分の電車賃を払ったら、財布の中身が500円を切った。

上総牛久・光風台で若干乗った他はほとんど増減なく五井に16:18着。隣りのカップルがイチャついててムカつく。と同時に、微笑ましいのぉー、などと思うのはジジイ化進行中の証か?!
長女ば熟睡している。早起きして6km近く歩いて温泉浸かったら、子供でなくとも眠いだろう。

さて、金がない。五井から先、電車に乗れない、つまり帰れない。どうしよう。
ザウルスで三井住友銀行の支店を調べる。なんと、五井駅前にあることが判明!よかった。。。
無事現金を手にして千葉行に乗る。足と荷物を投げ出す中学生、ホームにゴミ捨てる若い男、この手のモラルは25歳末満では消えて無くなったと思う。自分の子にはきちんと教えたいものだ。
千葉から快速に乗る。データイムグリーン回数券があるのでグリーン車に乗る。成田空港から来た列車なので大きな荷物を携えた客が多い。
車掌が検札に回ってきた。隣の席の客が京王線・東府中までの精算を申し出ているのだが、そのやり取りの中の車掌の口調が命令調でムカつく。一度銀行あたりに研修に出してはどうかと思うが。以下、『』は車掌の発言。
『どこ?』「東府中なんですが、買えます?」『東府中!』『***円です』で金を受け取り、『ありがとやんした』1〜2歩歩いて『10円足んない』
受け取った金額を客の前で確認してない。金扱う上での基本がおかしくない?! 車掌が10円ネコババした可能性だってあるよなぁ。
今日はJRに憤ることが多い。でも、基本がおかしいんだからしょうがないなぁ。
新橋で浅草線に乗り換えて帰る。疲れたー。でも、充実でした。長女とケンカしなかったし。


いすみ鉄道レールバスと

歩け歩けぇ!

残念、髪はみ出てる

昭和40年代かと

勾配きつすぎな太鼓橋