西日本周遊2 2000.7.21〜7.28
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7/25 (Tu)
定刻よりやや早く西鹿児島駅前着。土砂降りだ・・・。さっそくコインランドリーを探しに出るが、あまりの降りに我慢ならず、コンビニ傘を購入。荷物が増えてしまった。
7年前の記憶を頼りに駅近くを彷徨うが、目印になるはずの銭湯が見つからない。人に聞いたところ、廃業してしまったらしい。ガーン。しかも、コインランドリーは見つかったが営業していない。諦めて駅へ戻り、弁当を買って八代行きに乗り込む。
ここで大変なことが発覚。空気枕をバスの中に置き忘れた。痛恨・・・ どこかでバス会社に電話しなければ・・・。
川内まではさらっと座席を埋めていた客も降りてしまい、3両編成で客は12〜3人という有様。外は雨だし、枕は忘れるし、いいことないな。
海岸沿いをひた走る。曇っているので海の色がパッとしない。高尾野あたりでようやく雨が上がり、空が明るくなってきた。出水でしばらく停まるので、バス会社に連絡、無事空気枕の身柄を確保、自宅へ送還の手続きを取った。よかった。
雨のせいか下りが遅れていて、そのあおりでこの列車も遅れてきている。八代では一分接続なので、間に合うかどうか。
その八代には5分遅れで到着、接続の銀水行きは待っていてくれた。急いで跨線橋を駆け上る。大牟田までは居眠りしながら過ごす。815系電車は窓が大きく、開放感があって気持ちいい。
長崎線に前回行ったとき、伊賀屋の駅舎に惹かれたのを思い出した。何とか寄れないか時刻表とにらめっこ、大牟田−瀬高で特急を使えば何とか寄れそうだ。12:50過ぎに大牟田着。瀬高までの特急券を自販機で買い、乗車券は車内精算で済まそうと思って特急を待っていると、12:33発予定の快速が入ってきた。北九州は一層列車ダイヤが乱れているようだ。これに乗って鳥栖を目指す。特急券は無駄になった。
それにしても飛ばす。遅れを取り戻そうとしているかのようだ。が、さすがに20分以上の遅れはどうにもならないだろう。
伊賀屋
鳥栖ではギリギリで長崎線の列車に乗り継げ、無事伊賀屋で下車する。すっかり晴れて日差しが眩しい。半分だけ取り壊され、土台だけ侘びしく残る伊賀屋駅でサンドイッチの昼食。隣が県庁所在地駅とは思えない長閑さだ。
後続列車で佐賀へ。このままいっても列車はあるのだが、話のタネにかもめのグリーン車に諫早まで乗ってみる。12席限定のグリーン室はもう別世界。フローリングにレザー貼りシート、座席は単独で回転し、高さ調整までできる。一人あたりの面積がメチャクチャ広い!残念ながら、客は私と津山から来た自称・大富豪の老婦人のみだ。この方、自宅600坪、某家電店社長夫人。なかなか話のジャンルが広い人で、パソコンから政治まで話したのは初めてだ。
大村線は快速に乗る。キハ200が青く塗られて走っている。大村・竹松と魅力的な駅舎が続く。松原で運転停車。南国ムード漂う駅だ。千綿は目の前が海。一気に大村線が好きになった。彼杵もいい味だしている。JRバス嬉野温泉行きが客を待っている。海のギリギリを通る区間が多い。内海なので凪いでおり、日差しが照り返して金色に輝いている。
川棚で普通と交換。キハ58が健在だ。元・長崎本線だけに、ローカル線にしてはホームが多く、そして長い。
南風崎の古ぼけた駅舎のステンドグラスを眺め、しばらく走ってハウステンボス駅に停まる。川を挟んで向こう側は別世界だ。
早岐で佐賀方面へ乗り換える。7年前はここでホカ弁を買って食った覚えがあるが、この立派な駅舎に感嘆した覚えがない。全く、当時は何をやっていたのかと思う。
兵庫県の豊岡と同じく、ここも方向感覚のおかしくなる駅だ。大村線の列車が佐世保・佐賀いずれの方向へも直進可能なのは、歴史を考えれば当然な気もするが。
有田は焼き物の街、やはり煙突が目立つ。次の上有田は陶器市で有名だが、駅舎が素朴なままだ。ヘタにいじられていないのに感動した。イタズラに「それ」っぽくして品格を削がれた駅をいくつか知っている。
三間坂・永尾も古風な駅舎が残っている。今まで’下車駅空白地帯’だった佐世保・大村線あたりに、かなり心惹かれている。近いうちにまた来たいが、一人で旅に出るのはこれっきりにしようかとも思っているので、どうなるやら・・・。
武雄温泉で下車。今日のおフロは武雄温泉だ。10分くらい歩き、赤い門をくぐって、いざ元湯入湯! 道後に似た、いい雰囲気の湯だ。石造りのような湯船が気持ちいい。温度別に2種類用意された浴槽があり、熱い方は・・・さすがにかなり熱い。
駅へ戻り、ポカリスエットを一気飲み。汗が噴き出し、暑い。空腹だが、20:30頃到着予定の博多まで接続が完璧で、飯を食えそうもない。博多でうどんでもすすろう。
高橋〜大町の3駅は、いずれも木造駅舎が健在だ。3駅ともデザインが異なるようだ。やみくもに建て替えないのは、古い駅舎好きとしてはよいことだと思う。予算の問題もあるのだとは思うが。
肥前山口で乗り換え、鳥栖へ。牛津も痛んではいるが雰囲気のいい駅舎だ。夕暮れ時にしばらく居てみたい。久保田は駅舎はコンクリートのカプセル駅舎だが、ホーム上屋が真っ黒に煤けている。蒸機時代のままなのだろうか。鍋島の駅舎も古いまま。目の前に広がるコンテナターミナルとのギャップが面白い。
鳥栖乗り換えで博多到着。妻のリクエスト、明太子柿の種を探す。すべてのキオスクで売っているわけではないらしく、駅コンコースを走り回る。会社へのお土産を買って宅急便で送り、うどんを食って、今夜の宿、ムーンライト九州に乗り込む。夏場は暇なシュプール号用車両で、リクライニングシートを装備している。
知覧鶏のつまみをビールで流し込むが、肉がとても固い! 旨いし産地もいいのだが、惜しい。
あまり乗車率が良くない。となりの指定席車は客がいない。青春18きっぷが使えるシーズンなのだが。と思ったら小倉でどっと乗って、それらしい雰囲気になった。隣の席は空いたままだ。2席分使って寝ころぶ。

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=624西鹿児島705-<426M/2428M/クモハ475-36/3/1/セミ>-1121八代1122-<5336Mワ/クハ814-9/2/2>-1249大牟田1233>1258-<M/クハ810-2/4/4>-1332鳥栖1334-<861M/サハ813-201/3/2>-1354伊賀屋1422-<2939M/モハ415-513/4/3/ロング>-佐賀-<クロハ884-3/6/1>-1533諫早1543-<キハ200-14/2/2/SSL>-早岐-</モハ414-513/4/3/ロング>-武雄温泉〜武雄温泉〜武雄温泉1846-<2948M/クハ8l3-1/2/1>-肥前山口-</クハ813-3/2/1>-鳥栖-<クモハ813-228/7/7>-博多2115-<9232 R:ML九州/オハl4201/L(ED7669>(門司)>EF81410>(下関)>EF651127)+6/シュプール>-